「使い古しの日々」
poem by らい
いつも新しい日々が巡ってくるというのに
僕はまた
昨日の続きの今日を送っている
昔に得た知識や体で
昔に稼いだお金で今日も生きていく
そうして生きてゆくものなのだから
そうすることが生きてゆくというものなのだから
昨日と同じマンネリズム
使い古しの日々が続く
けれども
いつも古くなった何かを失いながら
僕はまた
それと引き替えに新しい何かを得ている
そうして今日が僕を明日へと導く伝手となるのだから
そうすることで今日の僕が明日へと導く伝手となるのだから
生まれた途端に死に向かい
年を経るごとに時間は加速する
見落としがちになるけれど
景色は目まぐるしく変わっていることを決して忘れないように
ツギハギだらけの日々が愛しくなれるよう
comment
急に変われないもどかしさを感じながら送っている毎日
大切だと分かっていても無駄にしてきた日々
何故かそれすらもいつの間にか忘れてしまう
せめてこれを目にした時に気が付くように
怠惰な自分の為に作りました
Poem & comment by らい
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