KUMA's Room Part.5 くまの日常 <仲間たち編 その1> 「ときめき」
出会いは突然やってくる・・ それはしずかな昼下がりのことだ。 さんぽの痛手もやわらいだある日、 午後の紅茶を楽しんでいたおいらの耳に、 たえなる歌声が聞こえてきた。 しばらくすると、その歌声はコトリと消えたが おいらは、階段をのぼって 清らかな声の持ち主を訪ねてみることにした。 するとどうだい!? ピアノの上に 彼女がいたんだ! ああ、なんて愛らしい子だろう!!!! おいらの心臓は まるで大聖堂の鐘の音のようにガランガラン鳴った それで どうしたかって!? もちろん、こういう時は、スマートに声をかけるものさ。 「あ、あの〜 おいらは く、くま です」 部屋にかざってあった花を すかさず拝借して おいらは彼女に贈った。 彼女は恥ずかしがり屋さんらしくて 無口だが、 やっと名前だけは教えてくれた 「ナディア」 なんてステキな名前だろう! “ナディア”“ナディア”“ナディア” く〜っ、かっわいい! ロマンスのつづきが見たいなら このクマをクリックだ!
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