短歌抄 あかり
棘ひとつ 灯りにかざし 探しても 心のひだは 照らしきれない
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はるけさに 飛ぶ蛍火の いじらしさ ゆきつ戻りつ いのち灯して
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エジソンに 今宵は返し 寄る窓辺 雪と月から あかりの祭礼
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雨あがる 空から虹を ポケットに しまって灯す 七色の夢
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白い骨 見えないけれど 芯となり 発光つづける いのちの聖火
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短歌 ＆ 写真 村田あけみ
Comment
花あかり、月あかり、水あかり、雪あかり
日本には美しい灯りを称する言葉が沢山
見つかります。
あかり って何でしょう？
もちろん、光を発するもの...ですが
それは時に
希望だったり、祈りだったり
象徴的でじつに深く、多様性に富む
存在のような気がします。
変かもしれませんが....虹も、骨も
灯りに加えてみました。
Akemi