「夢の夢」

Poem by 美春




夢の入り口に立ってみて

でもそこが私の居場所だとは

到底信じることができなかった



青草みだれる

みずうみのほとり

少年が私に微笑みかける

私に月夜をくれるのかな

時を編んでくれるのかな

ところが少年の言葉の響き

ひとつも聞いたことがない..

でも



そこは美しい場所

私の言葉では足りない

そこは美しい場所

私には語り尽くせない

そこは美しい場所



想いとは裏腹に

私は出口をさがしている

思いもつかないぬくもりに

心が溺れそうだったから



あなたのやさしさに

傷つけられるかもしれない 

あなたの思いやりに

壊されるかもしれない

だから私は想ってしまう



出口はどこ

ここから逃げ出したい

ここから目覚めたい




朝日に抱かれて

目を開けてみる

あなたの面影が映っている

私は思わず抱きしめる

きっとそれはあなたの愛

きっと私への想い

遥かなる願い

夢の夢..












comment


「夢の夢」


時に夢というものは私たちを夢見てると思います。

夢の世界、それは私たちを映し出す鏡のようなもの..

夢ともっと仲良くなるために

昨日よりも今日、今日よりも明日。

夢見ようと思います。

で、夢とは別に、

「目一杯の愛情を示されるとつい逃げ出してしまう」そんな人いますよね。

なんだか照れてしまう人。そういう想いも込めました。




Poem & comment by 美春



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