KUMA's Room
Part.42
・・というわけで、「はじめてのドライブ」になったわけさ。
いや〜、それにしても、おどろいた。
「くるま」ってヤツは、えらく鼻息があらいんだ。
ブインブイン言ったかと思うと、プップーッって
時おり奇声を発して、右に左にかっとばす。
(ちょっと落ち着きのないヤツだな〜)外を見ていたら目がまわりそうになったけど
おいら、コイツに乗っかってドライブってもんがけっこう、気に入った。
走りがおとなしくなったかと思ったら、
とまった。
うわー、ここはまた
ずいぶんと広いところだな〜
おいらたちは、くるま君からおりた。
どうやらココは 牧場 というところらしい。
「うし」とかいう、白と黒の地図みたいなもようをした
へんてこな生き物がモーモー言ったり、むしゃむしゃ口をうごかしたりしていたが、
おどろいたことに、彼らこそが、おいらの大好物「ミルク」をつくってくれてるって言うじゃないか!
いや〜、おいしいミルクは、キミたちからの
白いプレゼントだったんだね・・ちっとも知らなかった。いつもアリガトよっ!ちなみに、どっからミルクを出してるんだろ?
おいら、おおいに興味があったが、あんまり近づいてうっかり、むしゃむしゃ食べられてはこまるから、とりあえず
はなれたとこから「あいさつ」だけしておいた。
白いさくの上に腰かけて、みんなで空をながめる。
「へ〜っ、空ってこんなにひろかったんだな〜」って、おいら。
「ほら、むこうに山が見えるよ」ってノボック。
「赤いポピーの花もゆれてるわ」ってカミラ。
「いい薬草もたんまり取れそうね」とベラビックル。
ボルボックルは?....と見ると
「おえ〜っ」(あ、くるま君のドライブに酔ったらしい)
そんなこんなで大移動の果て、
おいらたちは、新天地にたどり着いたってわけさ。(クプカ家は、那須高原ってとこに引っ越したらしい)
うーん、まさに「那須がまま」連れて来られた、おいらたちだが
ココでまた、きっと何か、あたらしい物語が
生まれるんだろうな〜....うん、
おいら、そんな気がする。
那須高原での<ワイルドな日々 編>
も見たい?だったら