…に暮らし始めてちょうど一ヶ月が過ぎました。

古いものだけが持つ、時間が磨いた艶のような

雰囲気というか味わいが、もともと好きなので

不思議なほど、ずっと前から住んでいる

…みたいに馴染んでいます。

 

 Vol.1 〜 曇りガラス 〜

戦後(数年後)に建てられたこの家。ふつうは時と共に窓や扉は使いやすいアルミサッシに変えたりすると思いますが、途中、増築された部屋以外は窓も扉も昔のままの木製(なんと網戸まで!)そこが、何だか妙に気に入りました。

こんな懐かしいカギが、随所にあります。

くるくる回して開けたり閉めたり・・・閉めるとき

最後に 『きゅっ』 と閉まる感覚が、いい♪

 

 

昭和レトロな家には、やたらと曇りガラスが多い。

いくつかご紹介しましょう。

縁側の一部。庭との間のガラス。

下部だけ横じまの、曇りガラス。

台所の窓ガラス。上段と下段で

ちがう模様なのが楽しい。

玄関の扉。ぼんやり庭のみどりが

....すけて見える。

部屋と部屋を間仕切るガラス戸にも。

シュリケンみたいな模様。

 

障子の下半分は、砂のようなすりガラス。

ハッキリ見えない、でも光は入る。

そんな使い方が昔は好まれたのでしょう。

 

くもりガラス、また流行ってもいい気がします。ぼんやり、やわらかな光って、心地いいから・・・

 

古い家なので、リフォームした方がいいかな?ってところは、もちろん

数えだしたらキリがないほどありますが、やみくもに新しくしたら、せっかくの

昭和レトロ感がなくなってしまう気もするので、住みながら、家の声を聞きながら、

心地のよい空間をキープしつつ、自分たちらしさもプラスして行けたらと思います。

 

さしあたって、私(あけみ)がやった、ちっちゃな改造?ご紹介♪

 Before

こんな照明器具って↑一般的な和室に よく使われていますよね?

灯りとして不自由はナイのですが、周りのプラスチックが好きになれず....

新しいのに買い替えるのは簡単ですが(気に入ったものも見つからず)

捨てちゃうのも、もったいない。この家にも2部屋に(つまり二個)あったので

After

床の間のある和室は

手漉きの和紙をくるんで 民芸風

もうひとつの方は

麻混の綿布とレースですっぽり包み 洋風に♪

四隅の茶色い部分は(プラスチックだけどそう気にならないから)残して蛍光灯の下方にも和紙を貼りましたが(暗くなるし熱がこもるから)丸く開けています。 かかった費用は和紙と両面テープ代のみ(計・二百円ほど)です。

ちょっと民芸風のやさしい灯りになったと思いません?

綿レースって風合いがやさしい

ビヤも静かなこの家が気に入ったみたい。

ケガの傷も小さくなり、体重は5キロになりました☆

 

(2011.晩夏.)

おさむ&あけみ&ビヤ

kupuka

 


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