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映画&音楽『炎のランナー』

映画と音楽の関係

映画と音楽の関係って結構、重要ですよね~。そうじゃない映画ももちろんありますが、先に番外編として何本かご紹介した映画(私にとって心に残る)の中にも、映画の音楽が素晴らしくて後にサントラ盤を購入した映画が何本かあることに気づきました。そんな中の一本。この映画のサントラも印象に残っています。父と観た映画です。音楽としても素晴らしい。

映画レビュー『家へ帰ろう』

2017年(アルゼンチン・スペイン合作映画)
冒頭部分では、偏屈な老人の映画かな?と観ながら…しだいに惹き込まれ….気が付くと一緒に旅をしていました。それは距離の移動だけではなく、70年の時をさかのぼる(回想と共に)旅でもあるんですよね。ホロコーストを体験したユダヤ人という重いテーマも孕みつつ、軽やかで洒脱な雰囲気のタッチに救われます。そしてラストではじわっと…胸に熱いものがこみあげて来る。個人的に昔からロードムービーって好きなんですよね。またひとつお気に入りのロードムービーが出来ました。

戦後アルゼンチンのブエノスアイレスに暮らし子供や孫もいる88歳の仕立て屋アブラハムですが、偏屈で不機嫌。高齢者施設に入ることが決まった彼はある日、70年前の友人との約束を果たすために故郷であるポーランドを目指して旅に出ます。足も不自由な上、一筋縄ではいかない気難しさもある頑固者なので前途多難な旅。冒頭辺りではなかなか彼を応援する気にならないのですが(笑)いろんな人と出会い会話する彼の言葉を聞くうちに観る側にも変化が生じてくるから不思議です。

パブロ・ソラルス監督作品。

映画レビュー『きっと、うまくいく』

2009年製作のインド映画『きっと、うまくいく』をご存じですか?ネット上にある映画の予告編を観ても、なにこれ…ドタバタ喜劇?にぎやかなだけの三文映画でしょ。。と思うハズ(私も思った・笑)でも観るうちに大きく裏切られ(いい意味で)ラストでは『感動してしまっている!』自分にビックリしますよ(笑)ま、そんなことがアルから映画は面白いわけですが。

映画『きっと、うまくいく』より画像引用

公開されるとインドの歴代興収ナンバーワン達成。アジアを中心に大ヒット。その後ハリウッドやイタリアなど世界各地でのリメイクも決定するほど成功した映画でもあります。インド映画では外せない(?)歌って踊って娯楽映画てんこもり要素もありつつ、インド屈指のエリート理系大学ICEを舞台に、個性のちがう3人の友人たちが引き起こす騒動を描きながら、行方不明になったひとりを探すミステリー仕立ての10年後の物語も同時進行するという構成も、なかなか凝っていて秀逸です。ご紹介する動画を探したけど、あの映画の良さを出してる予告編や動画が見つからなかった。日本ではおバカなインド映画として売ろうとしたのかな?だとしたらその広報担当者がいちばん、おバカですね~

映画レビュー『バグダッド・カフェ』

『バクダッド・カフェ』も忘れられない映画です。初公開は1989年3月。渋谷の公園通りにあったミニシアター、シネマライズで封切られ、17週間(約4か月)のロングラン公開。その後のミニシアターブームを生み出したきっかけの一本かもしれません。アメリカを舞台にドイツとアメリカの資本で作られていますが、監督も出演者も特に有名ではなく、ヒットするような派手な要素は何もありませんでした。けれど何か、心に沁みるんですよね。

アメリカ旅行中に夫と喧嘩をし車を降りてしまったドイツ女性のヤスミン(ジャスミン)が『バクダッド・カフェ』に逗留し、いつも不機嫌な女主人のブレンダと、このアメリカの砂漠地帯にあるさびれた『バクダッド・カフェ』(バー&モーテル&ガソリンスタンド)を舞台に心が少しずつ通い合っていきます。何ひとつ共通点のない(国籍も性格も習慣も肌の色もちがう)中年女性ふたりと、変わり者ばかりが集う常連客たち…..けれどカフェに流れていた澱んだ空気はヤスミンの存在に癒され少しずつ変わっていくのです……その独特の世界観の底に通奏低音のように流れるジェヴェッタ・スティールが歌うテーマ曲「コーリング・ユー」がなかったら、この映画がこれほどまで受け入れられたかは疑問ですが、女性には特に心に沁みる映画だと思います。

映画レビュー『マルセルの夏』『マルセルのお城』

心に深く残っている映画は多々あって選びがたいですが、私も少しずつご紹介しようかな?あまりメジャーじゃない映画の中にも名作はあります。子供が主人公の映画も古今東西いろいろ浮かびますが、そんな中で、音楽も映像も世界観も好きなシリーズものの映画にブロヴァンス物語があります。フランスの国民的作家マルセル・パニョルが自身の子供時代の思い出を記した回想録があり、それをイブ・ロベールが詩情豊かに映画化したものですが、『マルセルの夏』『マルセルのお城』どちらも素晴らしい。

映像もですがサントラがまた本当に美しくて…自分が死ぬ時にはこの音楽を流して欲しいな….と思っているほど。こんな予告編動画がありました。DVD-BOX発売記念のもののようですが….欲しいな。。少年少女時代のわくわくと切なさが詰まった映画です。プロヴァンスの別荘で過ごすひと夏の物語ですが、決してお金持ちの家族ではなく、ごく普通の教員一家。愛しい映画です。