ある晴れた秋の日、山歩き仲間とちょっと遠足~♪岡山駅から吉備線の各停に乗り『吉備津駅』で下車。

向かった先は神社ではなくその背後にある 『吉備の中山』です。

桃太郎のモデルと言われる吉備津彦命(きびつひこのみこと)が眠るとされる中山茶臼山古墳を含む、多くの古墳や遺跡がある歴史的な山。標高はたったの162メートルですが、吉備の中山は古くから中央にも有名な山。古今集にも
『まがねふく吉備の中山帯にせる細谷川の音のさやけさ』
と歌われていて、あの清少納言も枕草子の中で『山は小倉山、三笠山・・・吉備の中山、嵐山・・・』と、名を挙げているほどです。
山歩きのコースやおすすめスポットはいろいろアルようですが、この日は修験道の寺院、福田海(ふくでんかい)の横から登山道を登りはじめました。

全山紅葉にはまだ少し早いですが、色づきはじめた山が迎えてくれます。
山道を登ると、藤原成親(ふじわらなりちか)の遺跡がありました。後白河院の側近で権大納言にまで上り詰めた人ですが、歌舞伎の演目にもなっている僧の俊寛と共に平家追討を企てたものの露見し、清盛の命により俊寛は鬼界ヶ島へ。一方、藤原成親は、備前(現在の児島辺りに)流され、その後、中山の有木で非業の死を遂げた(崖から突き落とされたとも、餓死させられたとも諸説ある)人物です。

時代は流れ、明治の時代になって、遺跡として整備されたようです。
積まれた石塔が木漏れ日を浴びていました。
どうやら吉備の中山には、歴史の記憶も堆積しているようです。

さあ、こんどはどんなモノに出会えるかな?
つづく



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