映画&音楽『ニューシネマパラダイス』

映画と音楽の関係
『ニューシネマパラダイス』1988年イタリア映画。

やっぱり映画音楽を語る上で、この作品は外せないのでもういちどアップしますね。エンニオ・モリコーネの名曲!理屈ぬきに心を揺さぶる旋律(特にこの『愛のテーマ』)が素晴らしい。この映画もまた、エンニオ・モリコーネの音楽がなければこれほど愛されたか疑問です。

監督はジュゼッペ・トルナトーレ。人気の映画なので後に『ニューシネマパラダイス完全版』というのも発表されたりDVD販売されていますが、うーん、私はおすすめできません(-_-;) 要するに短縮版「劇場公開版」と、長尺版「ディレクターズカット版(完全オリジナル版)」の両方があるわけですが、両者は内容も異なり長尺版にはラブシーンやエレナとの後日談が加わり、劇場公開版123分が173分に拡大されているというわけです。ま、人それぞれ好みはあると思いますが….劇場公開版がやはりベストに思えます。

余談ですが、映写技師アルフレードと少年トトを人形にしたこともあり(人形は現在、湘南にあるミニシアター『シネコヤ』さんに住んでます♪)個人的により印象深い映画になりました。
↓『ニューシネマパラダイス』より『愛のテーマ』

映画レビュー『八月の鯨』

『八月の鯨』1987年/アメリカ映画

けっして派手な映画でもドラマティックな要素もないけれど、しみじみ沁みる….そんな映画があるものです。最初にどこで観たか覚えていないのですが、その後も繰り返し観ました。ベティ・デイビス、リリアン・ギッシュという往年の2大女優が人生の晩年を迎えた姉妹役を演じています。監督は『if もしも‥‥』の名匠リンゼイ・アンダーソン。

アメリカの東海岸、メイン州の小さな島にある別荘(小屋のような家)が舞台。そこで毎夏を過ごしている年老いた姉妹リビーとセーラ(サラ)は性格が真逆なんですよね。いつも苦虫を噛み潰したように不機嫌なリビーと、どこか夢見る少女のような愛らしさを残したセーラ。ふたりの会話に笑ったり、切なくなったり悲しくなったり….ああ、自分は年取ったら、どんなおばあちゃんになれるのかな?って考えたものです。小屋の近くの島の入り江には8月になると鯨が現れ、幼い頃ふたりは良く見に行ったから『八月の鯨』それは何を象徴していたのでしょう。年を重ねてまた観てみたい映画です。

個人的には、ニューヨークに二年間暮らしていた頃、カナダの方までドライブした時にメイン州のこの海沿いの風景に似たところも走ったので懐かしい(赤毛のアンに登場する風景とも重なります)老姉妹と、彼女たちを取り巻く3人の老人たちだけが登場人物。まるで質の高い舞台劇を観ているような感覚にもなるのは演技力と脚本がいいからでしょうね。本作が遺作となったリリアン・ギッシュ(セーラ役)は、カンヌ国際映画祭特別賞を受賞。1988年岩波ホールで公開され31週のロングランヒットを記録したそうです。まだの方は是非♪

映画&音楽『海の上のピアニスト』

映画と音楽の関係『海の上のピアニスト』

1998年のイタリア・アメリカ合作映画。『ニューシネマパラダイス』と同じく、トルナトーレ監督とエンニオ・モリコーネの音楽が珠玉のタッグを組んでヒットした映画ですね。ティム・ロス主演。大西洋を往復する豪華客船の上で産み捨てられた赤ん坊を黒人機関師ダニーが拾い、自分の名前と捨て置かれていた箱の名前そして生まれた西暦から「ダニー・ブードマン・T.D.(Thanks Danny)レモン・1900」と名付けて大切に育てます。事故でダニーが亡くなった後1900はダニーの葬儀で流れた音楽に惹かれピアノを弾き始めるのです。奇跡のような才能をもつピアノ演奏で噂は広まり…..後はご覧になった方がいいですね。
感動的なお話ではあるのですが、うーん、映画そのもののストーリーとしてはどうも納得の行かない部分もあります(汗)でも、やはりエンニオ・モリコーネの音楽が素晴らしい。サントラ盤も持っています。

映画レビュー『ディリリとパリの時間旅行』

2018年 フランス・アニメーションの奇才ミッシェル・オスロ監督作品。 ベルエポックの時代のパリへ時間旅行。南国の島からやってきたディリリと共に冒険できます。ごろごろ歴史的有名人と出会います(笑)ご覧になる時には必ず字幕で(フランス語も音楽)観てくださいね~♪アメリカや日本のアニメとはひと味もふた味もちがう(それぞれに良さはありますが)。絵づくりの手法も新鮮で楽しめました。ふと、この手法で江戸時代とかリアルに描いてくれるアニメないかな?なんて妄想しました(笑)

映画&音楽『ロミオとジュリエット』

映画と音楽の関係
『ロミオとジュリエット』1968年/イギリス・イタリア合作

ニーノ・ロータつながりで思い出した映画。こちらも古い!ディカプリオが演じた新バージョンじゃなくてスミマセン(-_-;) イタリアのフランコ・ゼフィレッリ監督がシェイクスピアの傑作戯曲を映画化。とにかくニーノ・ロータのこの音楽が素晴らしいんですよね~。特にキャピュレットゥ家の仮面舞踏会で吟遊詩人が歌うバージョンが忘れられません。どっかにないかな?と探したら見つかりました!(便利な時代だな~)歌っていたのは、ブルーノ・フィリッピーニという歌手。編曲も楽器の使い方もロミオとジュリエットが生きた時代(15世紀)にタイムスリップさせてくれます。それにしてもニーノ・ロータってどうしてこんなにも美しい旋律が浮かぶのだろう・・彼自体に興味がわいてきます。ちなみにジュリエット役オリビア・ハッセーはこの撮影時16歳だったって知ってました?びっくり。